綾野剛、沢尻エリカ出演ドラマ「ハゲタカ」の作品モデル
原作
『ハゲタカ』は、2004年(平成16年)に刊行された、作家・真山仁による経済小説。当時「ハゲタカファンド」と呼ばれた、短期的な利益獲得のみを目的とした投資ファンドと、それを取り巻く人や金を描いている。
のちにシリーズ化。第1作と第2作『バイアウト』(2006年、文庫版タイトルは、『ハゲタカII』)を原作として、2007年にNHKでテレビドラマ化(『ハゲタカ (テレビドラマ)』)。2009年には映画も製作された(『ハゲタカ (映画)』)。2018年、テレビ朝日で再ドラマ化。
作品の概要
主にバブル崩壊後の1997年-2004年(ハゲタカ)・2005年-2006年(ハゲタカII)の日本を舞台としている。本2作品は、外資系バイアウト・ファンド(ハゲタカファンド)マネージャー鷲津政彦、および銀行員から企業再生家(ターンアラウンドマネージャー)に転じる芝野健夫を中心として、彼らが不良債権処理や企業買収を行う姿を軸に話が展開する。このことから、一見するとハゲタカ外資と国内資本の対立をテーマとした小説のように受け取られる可能性がある。しかしながら、作者自身はこの作品のテーマについて、「言い訳をしながら生きることはもう止めよう」と述べている。つまり、作者が描きたかったものは「勇気を持って日本の国が抱える問題を正視」する鷲津や芝野の姿勢である。
この作品に登場する架空の企業のそれぞれモデルになった企業は以下のとおりである。
- ホライズンキャピタル - リップルウッド、ユニゾンキャピタル、KKR
- 三葉銀行 - 三和銀行
- ミカドホテル -金谷ホテル
- 太陽製菓 - 東ハト
- 足助銀行 - 足利銀行
- 鈴紡 - カネボウ
- 月華 - 花王
- シャイン - キヤノン
- 曙電機 - 富士通を中心に大手電機8社(日立製作所、パナソニック、東芝、三菱電機、ソニー、シャープ、NEC、富士通)
- ゴールドバーグ・コールズ - ゴールドマン・サックス
- KKL - コールバーグ・クラビス・ロバーツ
- プラザ・グループ - カーライル・グループ
あらすじ
鷲津政彦は、ニューヨークでハゲタカファンドの世界に身を投じ、ゴールデン・イーグル(イヌワシ)と異名をとる凄腕ファンドマネージャーとなった。彼は、外資ホライズン・キャピタルの代表取締役として1997年に日本へ帰国した。当時、三葉銀行はバルクセール(不良債権の一括売却)を予定しており、三葉銀行資産流動対策室長・芝野健夫と鷲津政彦とは取引の当事者同士として出会う。
バルクセール終了後、芝野は、ターンアラウンドマネージャー(企業再生家)として鷲津の元で働くよう誘われるが、鷲津の人柄に相容れないものを感じて断る。芝野はまた、三葉銀行の体質に疑問を持ったため、退職し、栃木県のスーパーマーケットのターンアラウンドマネージャーに転じる。
一方、鷲津は不良債権処理だけでは飽き足らず、本格的な企業買収に乗り出す。芝野の元上司であった三葉銀行専務の飯島亮介と裏の繋がりをつけた鷲津は、東京相愛銀行、太陽製菓などの買収に成功した。しかしながら、政府系地域再生ファンドを隠れ蓑として、日光の全面的な再開発計画を立てたものの、日本政府の干渉によって断念することになった。
以上の経緯の後で、鷲津が芝野と飯島に接近した本当の理由は、ビジネスに関するものではなく個人的なものであったことが明かされる。
(Wikipediaより)
ドラマの評判
過去にも映像化されてきた作品だけに高い注目を浴びるなかスタートした1話。
「しっかりつくられているのが伝わってくる」「どんどん面白くなりそうな期待感がある」などと好意的な声が寄せられているが、一方で「話が難しくて、この先ついていけそうにない」という声もある。
「ハゲタカ」面白い、鷲津を演じる綾野さんには「すごみがあって、良い演技していると思う」という意見と、「わざとらしい」「もっと自然な感じにできなかったのか。役づくりの方向性を間違えてない?」と、評価が分かれている。
芝野役の渡部さんには「渡部篤郎さん凄い説得力の有る芝居だった」「渡部篤郎の芝野は良い」などの反応とともに「久々に悪役ではない渡部さんに新鮮なものを感じました」という声も。
「女優・沢尻エリカに改めて惚れた」「相変わらず綺麗」「沢尻エリカの演技を楽しむ時間」など沢尻さんの美しさや演技を評価する投稿も多数見受けられた。
ドラマに対する評価はいまのところ賛否両論分かれているが、間違いなく言えることは綾野剛はインテリヤクザがよく似合うということだ。