前佐野局長の息子以外にもあった東京医大入試の不正

 前佐野局長の息子以外にもあった東京医大入試の不正

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 特捜部は、加点対象となった受験生の名前と加点される点数が記載されたメモも入手。DFの解析結果とメモの記載内容は一致しており、特捜部は、同大が支援事業の対象に選定されるよう便宜を図ってもらった見返りに、臼井正彦前理事長(77)と鈴木衛前学長(69)が、佐野容疑者の息子を不正に合格させたことを裏付ける証拠とみている。

 2人は特捜部の任意の事情聴取に不正を認めており、特捜部は近く、佐野容疑者を受託収賄罪で起訴するとともに、2人も贈賄罪で在宅起訴する見通し。関係者によると、佐野容疑者の息子が受験した同大医学科の一般入試では、数学・理科・英語のマークシート方式(数学の一部を除く)で1次試験を実施。合格ラインに達した受験生が小論文などの2次に進み、両方の試験結果を合算して合否が決まった。1次の採点は同大が委託する外部業者が行い、試験結果を電子データで同大に戻していた。

(Yahooニュースより)

 今年の東京医大入試 複数加点 | 2018/7/22(日) 9:50 - Yahoo!ニュース

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前佐野局長は勿論親バカなのでしょうが、それにも増して局長という立場でありながら、今回の不正は全く見つからないと思ったのでしょうか。

以下は少し古い記事であるが、東京医大が過去から医療関係に纏わる不祥事が多いことが読み取れる。

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東京医大の相次ぐ不祥事「権力集中など要因」報告書(2010/7/13)

 東京医科大の病院で、生体肝移植手術を受けた患者が多く亡くなり、その手術前に患者から寄付金を受け取っていたなどの問題で、大学が設置した第三者委員会(委員長・郷原信郎弁護士)は13日、「特定の教授に権力が集中する講座制や、学内の対立構造が根本的な要因だった」とする報告書を発表した。

 組織を抜本的に改革するため、外部有識者による再生委員会(仮称)の設置を提言。さらに、過去に東京医科大で起きた医療事故の被害者らを病院運営に参加させるべきだとした。

 郷原委員長は「患者中心の医療という視点が欠けていた」と強く批判。大学の田中慶司理事長は「内容を重く受け止め、最も望ましい大学の在り方を検討していく」とし、再生委を8月中にも設置する意向を示した。

 東京医科大では(1)八王子医療センターで2000~07年に生体肝移植を受けた52人中23人が1年以内に死亡(2)一連の生体肝移植で手術前に患者側から計約1200万円の寄付を受領(3)茨城医療センター(茨城県阿見町)で診療報酬約1億2千万円を不正請求―などの問題が相次いで発覚した。

 報告書は患者の死亡について、実質的責任者だった助教授(退職)の技術に対する評価が低く、周囲から手術を続けることに異論が出たが、講座の長である主任教授(退職)の意見で続けられたと指摘。

 02~04年にも付属病院(東京都新宿区)の心臓手術で4人が相次ぎ亡くなっており、再発防止の提言が出たが「対岸の火事として受け取っていた」と結論付けた。

日本経済新聞より)

www.nikkei.com

 

「権力集中が要因」と分析されていますが、今回の不正も同じことが言えるのではないでしょうか。テレビドラマで医大中枢のドロドロとした人間関係はよく描かれますが、是非ドラマの中だけにしてほしいですよね。

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最後に、大門未知子の名言ですが、「いたしません」「私、失敗しないので」以外にも様々な名言があるんです。そのうちの一つに、以下があります。

「あんたたちの勝った負けたなんて私にはどうだっていいの。 あんただって力が欲しいだけでしょ。患者の命を権力争いの駆け引きに使うな。」

まさに、その通りですね。