Mi Band 5とAmazfit Band 5のどちらを選ぶか?
Mi Band 5
Mi Band 5は、Xiaomiが提供する第5世代モデルのスマートバンド。従来より大型化した1.1インチのAMOLEDディスプレーを搭載し、視認性を高めている。心拍センサーの精度も既存モデルを50%上回る。防水性能も5ATM(5気圧防水)に対応しており、着用したまま泳げる。
Mi Band 5の主な特徴
・1.1インチダイナミックカラーディスプレイ
・11種類のスポーツモード対応
・50m防水仕様
・女性のためのまったく新しい機能
・24時間睡眠モニタリング
・24時間心拍数モニタリング
・通常モードで最長12日間連続使用可能
・新しい磁気充電
Xiaomiについて
小米科技(Xiaomi)は、小米科技(Xiaomi)は、スマートバンド市場全体でAppleに次ぐ出荷台数を誇る世界第2位のシェアを誇る中国の総合家電メーカー
2010年4月:雷軍(中国の実業家)により設立
2018年7月:香港証券取引所(HKEX)に上場
Amazfit Band 5
Amazfit Band 5は、スポーツジムバンドとして必要とされる最大限の機能だけでなく、日本でも発売されたMi Smart Band 5の強化版。見た目はほぼ同じですが、話題の血中酸素飽和濃度計測機能(SpO2センサー)やAmazon Alexa連携に対応している。
追加機能(Mi Band 5との比較)
・Amazon Alexaに対応
・SpO2センサーを搭載
Amazfitについて
2015年9月に創設されたAmazfitは、Humai Technology(NYSE: HMI)が所有するプライベートブランド。優れたデザインとクラフトマンシップによって、Amazfit のスマートウオッチ製品はドイツのiF Industrial Design Award、Red Dot Design Awardなど多数の賞を受賞した。現在、Amazfit製品は、米国、ドイツ、日本を含む70以上の国・地域の市場で販売されている。
Amazfitに関する詳細はウェブサイトhttps://en.amazfit.com/about.html を参照。
Humai Technologyについて
Xiaomiのパートナー企業。シャオミブランドのスマートバンド、腕時計、体重計や関連アクセサリーなどのデザイン・開発・製造を行っている
2013年:創業
2018年2月:ニューヨーク証券取引所(NYSE)(株式コード:HMI)に上場
健康管理アシスト
(AGARAから引用)
(1)正確なBioTracker(TM)2:Amazfitは医療機器ではないものの、最新世代のPPG光センサーHumai BioTracker(TM)2ndを搭載して出荷され、安静時の心拍数、心拍ゾーン、高心拍アラートを含む24時間年中無休の継続的な高精度心拍測定を提供しており、これはHumaiがこれまでに開発した中で最も汎用かつ正確なバイオセンサーである。
(2)高度なOxygenBeats(TM)は、Amazfit Band 5の血中酸素飽和濃度測定を実現している。これはHumai独自開発の酸素データAIエンジンによって駆動される。専門的な酸素分析器の結果と比較しても、OxygenBeats(TM)の平均誤差はわずか1.67%であり、血中酸素検出のための大半のウエアラブル・リストデバイスの平均誤差より優れた精度を示している。OxygenBeats(TM)は、回復した中国のCOVID-19患者のフォローなどにも使用されている。
(3)科学に基づくPAI(TM)はノルウェーのPaiHealth調査に基づくPersonal Activity Intelligence Assessment Systemである。シンプルなアクティビティー追跡メトリックによって、ユーザーは日常の心拍データを単一のパーソナルスコアに変換し、健康であるためにはどの程度のアクティビティーが必要かを知ることができる。科学研究で裏付けられていることだが、一週間で100 PAI以上を維持することは、寿命を最大5年延長し、循環器疾患による死亡リスクを平均25%減少させることにつながる。Amazfit Band 5を使用すれば、心臓トレーニングの理解を深めることになる。
(4)Sleep Quality Monitoring(睡眠の質モニタリング)は、全ての睡眠、浅い睡眠、深い睡眠、急速眼球運動(REM)を測定し、睡眠パターンを理解することができる。Amazfit Band 5は、昼間の20分以上の転寝時間でも睡眠を管理する。
(5)Menstrual Period Tracking(月経期追跡)は、女性が月経期、排卵期を追跡し、それが起きる前に女性に警告する。
(6)Stress Monitoring(ストレスモニタリング)は心拍数変動を通じ、リラックス、ノーマル、ミディアム、ハイの4つのレベルでストレスレベルを計算する。
(7)Breathing Exercise(呼吸運動)は、ストレスの開放に役立つ深呼吸セッションのやり方をガイドする。
photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20200917/2919079-1
Mi Band 5とAmazfit Band 5の価格
日本版 Mi Band 5の価格:4,490円
グローバル版 Mi Band 5の価格:€39.99
(米国では並行輸入でUS$45-50)
US Amazfit Band 5の価格:US$49.99
日本版 Amazfit Band 5の価格:6,980円 (日本正規代理店:株式会社 アースリボーン)
Amazfit Band 5は、10月1日から販売を開始。Mi Band 5と比べて追加機能があるものの、価格は6,980円と若干高めの設定。
Hauwei問題
Hauweiはご存知の通り、5G通信に関連する必須特許も多数保有する通信インフラの会社で、半導体設計や生産の技術も持ち、近年では独自SoCやソフトウェア開発能力の高さなどを端末開発に応用することで、急速にスマートフォン市場でのシェアを伸ばしてきた技術のトップ企業。ご存知のように現在Hauweiは、米国政府の制裁によりGoogleアプリを使えない。
一方、Xiaomiはスマートフォンメーカーというよりも、スマートフォンが引き起こしてきた技術イノベーションによる市場の変化を背景に様々なスマート家電を作り出し、ライフスタイルの提案を中心に据えた新興メーカーで、Hauweiとはやや立ち位置は異なる。但し、Xiaomiも中国企業である以上、一定の政治リスクに晒されていることに変わりはない。
スマートバンドは日進月歩であり競争も激しく、バッテリー寿命や端末寿命もあり、買い替えサイクルは約2-3年と短い。
スマートバンドはまだまだ発展途上の段階かもしれないが、市場には多くのの商品が提供されている。Mi Band 5やAmazfit Band 5は比較的総合力は高いと思われるが、それらに限定せず現時点での各社の技術・商品を見比べ、自分の用途・予算に合ったものをじっくり探すのも、楽しみのうちの一つである。