東野圭吾作「ラプラスの魔女」は、紀州のドンファン事件を予測していた!?

ラプラスの魔女』あらすじ

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映像プロデューサーの水城義郎が、妻と訪れた赤熊温泉で硫化水素のガス中毒で死亡した。その事故の3か月ほど前に水城の母親・水城ミヨシから、義郎のことで相談を受けていた中岡祐二刑事は、気になってミヨシに連絡を取ってみると、義郎の事故後に首を吊って自殺したことを知る。ミヨシの老人ホームで、遺品整理に現れた水城の妻・水城千佐都と遭遇した中岡は、千佐都が義郎殺害に関与したと確信する。中岡は、赤熊温泉の事故調査を手掛けた青江修介教授に意見を求めるが、硫化水素ガス中毒で殺人を遂行するのは、屋外では不可能だと断言される。しかし、中岡は諦めきれずに地道に聞き込み捜査を行っていた。

一方、青江は不可能だと言ったものの、考えれば方法はありそうで気になっていた。そんな時、今度は苫手温泉で硫化水素ガス中毒の死亡事故が起きる。地元新聞社から依頼されて苫手温泉で事故調査をしていた青江は、赤熊温泉の事故調査中に出会った羽原円華と再会する。円華の不思議な力を目撃し、また、担当した2つの事故調査の見解に自信が持てなくなっていた青江は、中毒死した水城義郎や那須野五郎のことを調べるうちに、映画監督の甘粕才生のブログに行き当たる。そこには家族に起きた悲惨な事故のこと、そして家族のことが書かれていた。

(Wikipediaより)

ラプラスの魔女 - Wikipedia

 

登場人物

ストーリーには以下の夫婦が登場する

水城 義郎(みずき よしろう)

66歳。映像プロデューサー。千佐都とは3度目の結婚で、財産目当てなのは承知している。赤熊温泉で亡くなる。

 

水城 千佐都(みずき ちさと)

義郎の妻。28歳くらい。元銀座のホステス。

これで思い出されるのは紀州ドンファンこと野崎幸助氏の事件ではなかろうか。

 

紀州ドンファン野崎氏

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1941(昭和16)年、和歌山県田辺市生まれ。酒類販売業、不動産業などを営む実業家。地元の中学を卒業後、鉄屑拾い、訪問販売員、金融業など様々な商売を手掛け、裸一貫で億単位の財を成す。付き合った女は4000人、使ったカネは30億!

戦後まもない昭和20年代半ば、和歌山の田舎でひとりの少年が性に目覚めた。美女と付き合いたい。それには大金持ちになるのが一番だ。そう決心して以来、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業となんでもやった。そして手に入れた億単位のカネと、美女に囲まれて暮らす日々。たとえ他人に馬鹿にされようと、本気で願えば夢は叶う。多くの女性との交際を綴った著書が話題となり「紀州ドン・ファン」とも呼ばれた77歳の資産家の男性が死亡し、遺体から覚醒剤の成分が検出された。

 野崎氏は2018年5月24日夜に自宅で倒れその後、死亡が確認さた。目立った外傷はなかったようだが、司法解剖したところ体内から覚醒剤の成分が検出された。

野崎氏の妻

【出身】:北海道札幌市 【学歴】:札幌ベルエポック美容専門学校

【住所】:東京都新宿区のマンション 【年齢】:22歳

【職業】:モデル(自称) 【身長】:167cm

ラプラスの魔女」と設定は若干違うものの、妻が資産目当てと割り切って結婚しているところは全く同じですね。

 

野崎氏の事件のその後

野崎氏の死からおよそ1カ月が経った6月20日和歌山県警は野崎氏の会社に2回目の家宅捜索を行った。最初の捜索では開けられなかった金庫室の金庫を、今回は業者を呼び開けたという。

「大小2つの金庫を開けてみると、大きい方にスーツやネクタイが入っていただけで、覚醒剤はおろか現金もなく、ほぼ空っぽだったのです」(県警詰めの記者)

 現金を手元に置いておくタイプだったという野崎氏は、“隠し金”を自身で管理しており、その一時的な置き場所がこの金庫だった。過去に脱税に問われた経験から、国税局に突き止められないよう、隠し金を金庫から信頼できる知人宅などへ移動させていたという。

移動の際には3億円と目される現金を一度にスーツケースに入れていたというが、その運び役を主に担ったのが、同社の従業員だった。今回の捜索の結果に、彼らは“金庫にあったはずの隠し金がない”と首を傾げている。

「社長に命じられてスーツケースをどこかに運んだにもかかわらず、それを黙っている者がいるのではないかと、従業員同士で疑心暗鬼になっています」(会社関係者)

この隠し金が、事件の謎を解き明かすカギのようだが、まだ真相はつかめていない。

 

野崎氏の資産

かつて、野崎さんの会社で金庫番だった、元従業員はこう話す。

「銀行預金が5億円から6億円、大手証券会社の口座に3億円くらいあった。不動産は一部、東京にも借金のカタで押さえたものがあったが、それ以外は田舎の不動産なので価値は低い。おそらく、総資産は10億円から多くて15億円だと思いますよ」

 

野崎氏の遺言

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 一部報道では野崎さんが「遺言書」を残しており、地元の和歌山県田辺市に全財産を寄贈すると記されていたという。「遺言書」が正当なものなら、「遺留分」で55歳年下の妻の相続分は、8分の3となり、きょうだいは0となる。野崎さんは愛犬イブが死んだとき、地元の田辺市の市長を「お別れの会に招きたい」と話すなど地元愛が強いようだが、商売は別だったようだ。

田辺市は数年後、今、ショッピングセンターが立っているところに市役所を移転します。その駐車場の一角、狭いところに社長が借金で担保にとった土地がある。いくら田辺市から売却を言われても、相手にしなかった。」ようである。

 

ちなみに「ラプラスの魔女」の出版は2015年5月15日で、約3年前です。その後2018年5月4日に「ラプラスの魔女」は櫻井翔主演で映画化されました。絶妙なタイミングなのでもし事件を予測していたとしたらすごいことが、一方の映画の出来栄えは今一歩であったようです。