【中日】浅尾投手笑顔で引退 太くて短い野球人生

【中日】浅尾、今季限りで現役引退…29日にも有終登板

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11年にMVPに輝いた中日の浅尾拓也投手(33)が今季限りで現役を引退することが25日、分かった。近日中に会見する。

 浅尾は今季、9試合に登板したが、いずれも大量リードかビハインドの展開だった。19日に登録抹消されてから自身の去就について熟考し、関係者に「モチベーションが維持できなくなった」と明かして、ユニホームを脱ぐことを決断した。

 落合竜の黄金期を支えた名セットアッパーだった。最速157キロの剛速球を武器に10、11年と2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いた。抑えの岩瀬と最強救援陣を形成し、チームのリーグ連覇に大貢献。とくに11年は防御率0・41という驚異的な成績でMVPを獲得した。

 しかし12年頃から右肩痛に悩まされ、本来のスピードが影を潜めた。16年は1軍登板ゼロ。昨年10月1日のヤクルト戦(神宮)で通算200ホールドを達成した際は、1アウトを取るだけという状況で、「周りの『達成させてあげなきゃ』という空気を感じて、選手として悲しかった」と、限界を感じ始めたという。

 ◆浅尾 拓也(あさお・たくや)1984年10月22日、愛知・知多市生まれ。33歳。常滑北高(現・常滑高)から日本福祉大を経て、06年大学・社会人ドラフト3巡目で中日入団。10年、ともにプロ野球記録の25試合連続ホールドポイント(HP)、シーズン47ホールド。11年も52HPで2年連続の最優秀中継ぎ投手を獲得し、MVPとゴールデン・グラブ賞も受賞。通算415試合で38勝21敗23セーブ、200ホールド、防御率2・42。182センチ、78キロ。右投右打。既婚。

Yahoo!ニュースより)

 

全盛期の浅尾投手

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浅尾投手の全盛期は2009年~2011年の3シーズンがキャリアのピークと言われています。

  • 2009年 

   67試合113回1/3 7勝9敗6S 33ホールド 防御率3.49

  • 2010年 

   72試合80回1/3 12勝3敗1S 47ホールド 防御率1.68

  • 2011年

   79試合87回1/3 7勝2敗10S 45ホールド 防御率0.41

浅尾投手は2009年に開幕投手を務め、一時期先発だったこともあり3年間の中で1番投球回数が多いです。

この3年間の中でも2011年の防御率0.41は中継ぎとしては圧倒的な成績です。

特にこの年の浅尾投手は被本塁打が0という異次元の内容で、シーズンを通して先発登板がない投手としては両リーグ初となるゴールデンクラブ賞を受賞し、MVPにも輝きました。

 

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――サファテは「今まで見た中で最高のリリーフ」とまで評価しているが

 浅尾:そういうふうに思ってくれてたのは、すごくありがたいことですし、選手としてはうれしいことですね。

 ――とはいえ、落合政権時代の登板過多を批判する過激な部分もあり、バーネット(元ヤクルト)ら同調する選手もいる

 浅尾:それに関しては僕はそういうふうには思ってなくて、別に人がどう思おうが、自分もああそうだなとは思わない。こうやって使ってもらっていたことを、今があるのはそのおかげというのもあるので。別に後悔とかそういうものは何もないです。

 ――右肩の故障で苦しんできたが、あれだけ投げてきたからこそ今の自分があると納得しているのか

 浅尾:あれだけ投げてきたからというか、試合数イコール疲れじゃないと思うので。(ブルペンで肩を)つくる回数だったり、試合に行かないけど、試合展開によっては、いっぱい試合に行った方が楽なときもある。何回も何回もつくらないといけなくて結局、試合に行かないこともあるので。1回目つくって2回目でポンッと行かしてくれることで3回目、4回目はなくなるわけで。1イニング限定というときの方が多かったし、そういう面で僕の中では落合さんは気を使ってくれてたんじゃないかなと思う。

 ――むしろ落合監督の配慮がありがたかったと

 浅尾:やっぱり自分を信じて使ってくれる気持ちに応えたいという気持ちが強かった。連投といってもそんなにむちゃくちゃだったとか、自分の中ではたいして連投したという感じはなかったですね。確かにそれがイニングまたぎとかになるときついんですけど、結局、毎日、肩をつくるのは一緒ですし、試合に行っちゃった方が楽なときも多かったので。これがチームによってはやり方が違うとは思うけど、別に試合数がそんなに気になったことはない。

東スポより)

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今年の成績

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今年は8月からの一軍で現在防御率5.00ながら、打たれたのは巨人戦(後楽園球場)のみで、広島、DeNA阪神はしっかり抑えて防御率0.00です。

今年の中日の投手陣の中では健闘している方だと思いますが、浅尾投手は以前から「自分は太くて短い野球人生でもいいです」と言っていたことから今回の決断に至ったものと思われます。来年からはコーチということなので、今までの経験を活かして指導者としての道を新たに切り開いて下さい。これからも皆で応援したいと思います。