フランスは「のんびり、ゆっくり」、良いところと悪いところ

フランス人は10着しか服を持たない

ジェニファー・L・スコット (著)

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高級料理を食べて、たくさん買い物をして、あちこち旅行をしても、心からの満足を感じられないあなたへ。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、毎日を“特別な日”のように生きること。間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法。

間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質な物を少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだ、毎日を“特別な日”のように生きること。

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”フランス人は10着しか服を持たない”は言葉通りではないにせよ、「自分に似合う上質な服を買う」「要らない服は思い切って捨てる」「普段からしっかりした装いを心がける」など、フランス人、いやフランス貴族の習慣と思われるが、見習うべき点は多々ある。

 

フランスで貴族の末裔は、僅か0.2%(特別なケース)

著者がホームステイしたという貴族の子孫だというマダム・シックの家庭は、フランスの旧貴族メンバーで構成されるフランス貴族互助協会によれば、現在のフランスにおける貴族の末裔は、全人口に対して0.2%のみである。よって、そもそも著者が体験した環境が例外的と言える。

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たとえば、マダム・シックの家では一切間食はせず、1日3食の食事をとても大切にしている。食材の買い出しは毎日マダムが行い、購入場所もスーパーマーケットではなく、食材ごとに個人商店を巡る。朝はムッシュ・シック(マダムの夫)が起きる前にマダムが朝食を用意し、夜は毎回手作りした目を見張るようなごちそうがテーブルに並ぶ。マダムの家はオープンキッチンではなく、台所が他の部屋と離れている昔ながらのフランスの間取りで(ダイニングとも離れている)、朝食はキッチンでとるものの、夕食は必ずダイニングで食べると言う。

さて、実際はどうだろうか。フランス国立統計経済研究所(INSEE)によれば、フランス人が食品の買い物に費やす時間は平均して週2時間41分、1日あたり23分という数字が出ている。よって毎日、マダム・シックほど食材の買い出しに時間をかけてはいない。フランスでは共働き家庭が多く(マダム・シックもパートタイムで働いてはいるが)、近年日本に進出した冷凍食品専門店ピカールのような、冷凍食品が重宝されている。冷凍食品企業組合によれば、2016年の1家族あたりの冷凍食品に費やされた額は、乳製品に次いで2番目に多い。また英調査会社ユーガブによれば、フランス人の3分の1はダイニングのテーブルやキッチンで食事をとらない(テレビの前、居間の低いテーブル、ソファーの上、パソコンの前、ベッド上など)という結果が出ている。

 

フランスの良いところ

「のんびり、ゆったり」

フランスでは何事もゆったり、のんびり。忙しく動き回るフランス人に私はこれまでそんなに会ったことはない。

「食べ物がおいしい」

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フランス料理はレパートリーが豊富で飽きがこない。そしてスイーツなども含めおいしいものがたくさんある。

 

「個人の尊重」

周りの意見を気にせず、誰でも意見を言える権利があります。包み隠す事の多い日本人からすると意見をスパッと言えるフランス人は、カッコ良く気持ちいいものです。

 

「歴史、芸術が凄い」

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世界でもトップの美術館が揃っており、街並みも古い歴史が守られ芸術的な美しさです。古本やアンティークに関心のある方も多く古いものを大切にします。
また、意見を隠さず言える環境だからでしょうか?多くの有名な芸術家が生まれ、フランスの芸術作品は素晴らしいです。

 

 

フランスの悪いところ

「要領が悪い」

サービスが悪いとも言えますが、頼んだ仕事に取りかかる前にダラダラ話し始めたり、日本人なら「話してないでさっさと片付ければ済むのに!」とイライラしてしまう要領の悪さです。生きるために働くと思っている人が多いので、仕事にあまりやる気がないのでしょうか。

 

「治安が悪い」

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テロが起こったり世界を騒がせるフランス。テロがあっても普段通りすることが、テロリストたちへの対抗手段のようです。

スリや犯罪も多く、常に身の回りに気を配っていないといけません。

 

「不便」

エレベーターやエスカレーターは、あてになりせん。誰もが重いスーツケースを運ぶ道である空港に繋がる駅であっても、エスカレーター、エレベーターは壊れていたり止まっている事があります。駅でも街の中でも、階段を使わざるを得ない事が多いです。

郵便もすぐ届きません。郵便物が無くなることもあります。

 

「汚い」「喫煙者が多い」 

街並みは美しいですが、あちこちに犬のフンが落ちていたり、空気が乾燥している日は感じなくても、少し雨のジメッとした日は地下鉄がものすごく臭かったりします。また食べ物の衛生面も日本より悪いです。

老若男女が外だといたるところで吸って、ポイ捨てしています。結構葉巻派が多いですね。

フランスの良いところ、悪いところなどを見てきましたが、地理、国民性、歴史すべてが違います。お互いの文化を理解した上で、見倣うべき部分は多々あるかもしれません。